コラム

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2024-02-22更新

リフォームとリノベーションの違いとは?

住居の情報を知りたくて調べていると、「リフォーム」や「リノベーション」という言葉をよく目にするかもしれません。

一見、同じ意味と考えてしまいがちですが、2つの意味は異なります。

簡単にいえば、リフォームは、老朽化した建築物を新築に近い状態に戻すことを指し、リノベーションは既存の建築物に工事を加え、既存のものよりも価値を高めることを指します。

今回は、リフォームやリノベーションに関する具体的な違いや、両者のメリット・デメリット、について解説します。

 

 

リフォームとリノベーションの違いとは?

リフォームは英語では「reform」と書き、日本語に訳すと改善・改良という意味があります。老朽化した建築物を新築の性能に戻すという意味で使われる言葉です。

長期にわたって住居に住んでいると、家具や電化製品の設置跡や、経年劣化による設備の損傷、水回りなどの損傷は避けられません。リフォームはこのような老朽化した箇所を改修し、新築に近い状態に近づけることです。

一方、リノベーションは英語で「renovation」と書き、日本語に訳すと修復・刷新です。おもに既存の建築物に改修を加え、価値を高めることを表します。

リノベーションは、中古物件を購入して、間取りや配管を工夫することで自分好みの家にしたり、家族の増減などで暮らしやすい住まいに作り替えたりしたい場合などに活用されます。

リフォームとリノベーションを比較すると、リノベーションのほうが工事の規模は大きくなります。

リフォームのおもな例としては、壁紙(クロス)の貼り替え、キッチンやユニットバス設備の交換、外壁の塗り替えなどです。

一方、リノベーションは間取りの変更、水道管や排水管の変更など大規模な改修が該当します。

最近では、内装や壁、屋根などをすべて取り払い、建物の躯体構造のみ(スケルトン状態)にしてからリノベーションをする「フルリノベーション」も注目されています。

リフォームは、老朽化した居住設備を新築に近い状態に回復させる改修です。一方、リノベーションは設備の改修によって現状よりも高い性能にします。

設備を元の状態に戻すのか、より性能が良いものに改修するのかによって、リフォームかリノベーションかが決まります。

 

リフォームのメリット・デメリット

リフォームのメリット
①工事期間が短め

リフォームはリノベーションに比べて工事の規模が小さく表面的な工事が多いため、短期間で工事が終了する傾向があります。

工事期間の目安は、トイレ交換の場合で数時間から1日程度、ユニットバス交換の場合で3~4日、畳からフローリングへの変更(6畳の場合)なら1日程度です。

このように、リフォームは数時間から数日程度、長くても1ヵ月で済むため、スムーズに入居が可能です。

また、リフォームは改修規模が小さいため、一般的にはリノベーションほど多額の費用はかかりません。

②完成イメージしやすい

リフォームは基本構造を変えずに、部分的な修繕のみで新築状態へ戻す工事であるため、完成後の状態をイメージすることが容易です。

また、リノベーションのように間取りや配管の位置が変わるほどの修繕はしないことから、家具の配置や生活動線にはあまり影響せず、入居後もスムーズに過ごせます。

今までの家がお気に入りで雰囲気を残したい場合、大きな工事をしないリフォームがおすすめです。

 

 

リフォームのデメリット
①設計の自由度が低い

リフォームのおもな内容は、設備の交換や、内装の修繕などです。大きな修繕ではないため、設計の自由度はリノベーションほど高くありません。

せっかく改修するのだからと欲が出たとしても、できることが限られるため、実現できない可能性があります。

②デザイン性を重視しづらい

リフォームは一部分のみを変更・修繕するため、デザイン性は追求しづらく、リフォームをした箇所としていない箇所で統一感が失われてしまう可能性があります。

コンセプトを全体的に統一させたい場合は、リノベーションの検討が必要です。

 

リノベーションのメリット・デメリット

リノベーションのメリット
①設計の自由度が高い

配管や水回り設備、間取りなどに大規模な改修を行うため、自身の利便性に合わせて設計が可能です。

例えば、「子どもが生まれた」「会社を辞めて独立した」「介護をすることになった」など、ライフスタイルに合わせて住居を作り替えたいのであれば、リノベーションを検討するとよいでしょう。

また、間取りや大幅な内装の変更ができるため、デザインに自分の好みを大きく反映できます。リフォームで起こりがちな、改修箇所とそれ以外の箇所にムラが生じるようなこともありません。

②豊富な物件選択肢

自分が住みたい家を探そうとしても、新築や築浅物件だけに絞って探していては、物件数に限りがあります。

しかし、築古物件をリノベーションすれば、住みやすい住環境を作ることが可能です。リノベーションをすることを想定して、築古物件も含めた物件探しをすれば、より選択肢は広がります。

リノベーションのデメリット

①工事費用が高くなりやすい

リフォームよりも工事が大規模になるため、多額の費用が必要です。フルリノベーションを希望するような場合は、さらに工事範囲が大きくなり、工事費用も高額となるでしょう。

築古物件を新築より安く購入できたとしても、修繕箇所が大規模になれば、想定以上の費用がかかる可能性があります。リノベーションをする際は、工事費と物件購入費のバランスを考えることが大切です。

②工事期間が長め

リノベーションは工事の規模が大きいため、工事期間もリフォームに比べると長くなります。

フルリノベーションをする場合は、マンションなら2~3ヵ月、一戸建てなら3~4ヵ月が目安です。物件を手に入れてからフルリノベーションをするのであれば、設計をする期間として、さらに1~2ヵ月くらいは考えておきましょう。

また、工事期間が長いため、仮住まい費用の準備も必要となる点には留意しましょう。

 

まとめ

中古物件の購入を考えた時に出てくる2つの用語。

松坂産業ではリフォームもリノベーションも対応しております。

ご家庭によってリフォームがいいのか、リノベーションがいいのかのご相談もお受けしております♪

おうちのお困りごとがありましたら何でもご相談ください♪

 

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