コラム

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2024-06-18更新

オール電化住宅とは?メリットデメリットを正しく理解して賢く選択!

マイホームを建てるとき、オール電化住宅かガスと電気の併用住宅がいいのか悩む方も多いですよね。
最近ではガスと電気の併用よりもオール電化を選ばれる方が多い印象です。
今回はオール電化住宅のメリット・デメリットをご紹介し、オール電化住宅が人気の理由について考えてみます。

マイホームを建てるとき、オール電化住宅かガスと電気の併用住宅がいいのか悩む方も多いですよね。
最近ではガスと電気の併用よりもオール電化を選ばれる方が多い印象です。
今回はオール電化住宅のメリット・デメリットをご紹介し、オール電化住宅が人気の理由について考えてみます。

オール電化とは?

まず前提としてオール電化とは何か解説します。
オール電化とは、調理・空調・電気・給湯などの熱源をすべて電気で賄っている住宅のことを指します。

例えば・・・

●キッチン→ガスではなく、電気を使って調理をするIHクッキングヒーターが使われています。

●給湯→ガスで水を沸かすのではなく、安い深夜電力を使って夜の間に水を沸かして日中に使えるようにお湯をためておく「エコキュート」や、「電気温水器」という温水器が使われています。

●暖房→ガス・灯油の暖房ではなく、エコキュートの熱を利用した「床暖房」や安い深夜電力で夜の間に蓄熱して(熱をためて)おき、その熱を日中に利用する「蓄熱ヒーター」という暖房機が使われています。

オール電化のメリット
①お湯や暖房を安く使える
オール電化の最大のメリットは、光熱費の中でも大部分を占める「お湯」と「暖房」にかかるコストを安く抑えられるという点です。
オール電化向けの電気料金プランは、夜間時間帯の電気の単価がとても割安に設定されているので、その安い夜間電力を利用して日中に使う分のお湯を沸かしておいたり、暖房の蓄熱をします。

電気の単価がガスよりも安くなる夜間に、お湯を沸かすエコキュートや電気温水器を使えば、安くお湯を使えます。
エコキュートや電気温水器は、夜間に沸かしたお湯をタンクにためておき、そのお湯を日中に使えます。

オール電化ならガス代の基本使用料がかからず、電気代の基本使用料のみなので、さらに安くお湯を使えます。

電気の単価が安くなる夜間に蓄熱をする蓄熱暖房機を使えば、暖房費を安く抑えられます。

蓄熱暖房機は、蓄熱レンガという蓄熱体に夜間のうちに熱をためておき、日中にその熱を放熱して暖めています。蓄熱暖房機から発せられる熱は輻射熱(自然放流)のため、室内全体をムラなく暖められます。

エアコンと比べても、安い夜間電力の単価は日中の単価の1/2~1/3以下など大変安く設定されているため、暖房にかかるコストを安く抑えられます。

②電気・ガスの基本使用料を一本化できる
ガス併用住宅の場合は、ガス・電気それぞれに基本使用料がかかりますが、オール電化の場合は電気の基本使用料のみとなるので、基本使用料を一本化できます。

基本使用料を比較してみると、ガスの基本使用料がかからないオール電化は基本使用料分を安く抑えられることがわかります。

光熱費を節約するためにオール電化の住宅を選んでいるなら、電力会社・電気料金プランを見直すことも大事。ご家庭にマッチしたものを選べば、節約になりますよ。

国内最大級の電気・ガス比較サイト「エネチェンジ」では、郵便番号などの情報を入力するだけで節約につながる電力会社を見つけられます。
お得なキャンペーンを実施している電力会社も多いので、チェックしてみてくださいね。

③住宅内に熱源を持たず安全
オール電化はガスのように住宅内に熱源を引き込みまないため、ガス漏れや不完全燃焼での一酸化炭素中毒の心配がないという安全性があります。

またオール電化のキッチンはIHクッキングヒーターを使いますが、IHクッキングヒーターはガスコンロと比べて以下のようなメリットがあります。

④震災時にタンク内の水を利用できる
震災時などに、エコキュートや電気温水器のタンク内の水を一時的な生活用水として使用できます(飲用水としては利用できません)。また震災時は電気・ガス・水道の中でも、電気の復旧が一番早いとされています。

オール電化のデメリット
①昼間の電気代が高くなる
オール電化向けの電気料金プランは、夜間の電気の単価が安く設定されている分、日中の電気の単価が割高に設定されています。
そのため、夜間に使うエコキュートや蓄熱暖房機にかかる電気代(お湯・暖房にかかる電気代)はとても安く抑えられますが、調理や家事で使う家電やテレビ、ドライヤー、冷暖房にかかる電気代などは割高になります。

また蓄熱暖房機は夜間の安い単価が適用されますが、床暖房やエアコンの暖房など日中使用する分は日中の高い単価が適用されます。

エコキュートの床暖房(エコキュートの温水を利用して床を暖める)の場合は、床暖房に使う温水は安い夜間電力で作られたものを利用していますが、日中お湯が足りなくなった場合は日中の割高な単価で焚き増しが必要となります。

②設置コストが高額
エコキュートや蓄熱暖房機は本体費用プラス工事費用がかかるため、設置コストが多くかかります。
例えばエコキュートの場合は、本体のほかに、基礎工事費用・水道関連工事費用・電気工事費用など、初めに導入する際に費用が多くかかります。

また、エコキュートや蓄熱暖房機などは大きさも重さもあるため、設置場所の確保、設置場所の補強が必要になり更に費用がかかる場合もあります。

③IHクッキングヒーターは好みが分かれる場合も
オール電化の場合、調理にはIHクッキングヒーターを利用します。
IHクッキングヒーターはIH用の調理器具しか利用できないため、ガスに比べて使える調理器具が限定されます。

また、ガスのように直接炎が出ないため、火を使って調理するのが好きな方には物足りなく感じるかもしれません。

④停電時に冷暖房などが機能しない
オール電化は電気に大きく依存しているため、停電が起きた際は冷暖房やIHクッキングヒーターなど、すべての家電が使えなくなるのは大きなデメリットです。
停電を予測するのは難しいですが、万が一のときのために準備しておくことはできます。

例えばカセットコンロは電気を使わないので、カセットボンベと合わせて準備しておけば、停電時でも調理することができます。
また、太陽光発電用の設備がある住宅なら、停電時でも電気が使えますよ。

まとめ
今回はオール電化についてご紹介しました。
これから家を建てる方はメリット・デメリットを考慮して検討してみてください(*^^)v

 

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